中高一貫校生は塾は不要?いやいや・・・

中高一貫校

我が子は、中学受験戦争を乗り越え、無事4月から中高一貫校に入学しています。大学付属の中学とは異なり、これで受験が終わったわけではなく、6年後には大学受験を控えています。

中高一貫校へ通うメリット

地元の公立中学に通わせずに中高一貫校に通わせるメリットって、一般的には次のようなことを言われています。

  • 授業の進捗が早く、大学進学に向けた勉強を進めやすい
  • 高校受験を意識せずに学校生活が送れる。
  • 6年間同じ学校に通うので、親友を作りやすい
  • 学力が近い生徒が集まるため、授業の質が高い(先生の質も高い)
  • 公立中、公立高校の生徒より大学合格実績が良い
  • 独自カリキュラムがあり、勉強以外の体験が受けられる

次のターゲットが大学進学

中高一貫校に通うメリットをいくつかあげましたが、受験の最終ゴールは大学受験なので、そこの進学実績を見る必要があるでしょう。中高一貫校に通うメリットは、大学進学に向けた勉強が進めやすいという点だと思います。

多くの中高一貫校は、学習面での手厚さを特徴として出しています。我が子の学校でも、MARCH以上の大学への進学実績はかなり多い状況です。

ボリュームゾーンが早稲田・慶応なので、そこに合格できるだけの実力が身につくことを期待したときに塾に行かせる必要があるのかどうかというのは、学校の教育方針と過去の実績を見て判断することになります。

高校-大学と2つの受験を視野に入れた学習をする必要がなく、大学受験にフォーカスした学生生活が送れるのが中高一貫校に通う一番のメリットですよね。

大学受験塾への通塾は不要?

学校の入学後の説明会では、学校の授業を完璧にすることが何よりも重要という話をしています。わからないものは、塾に通って理解するのではなく、学校の先生に質問するのが一番ですとも言っています。学校の授業を完璧にしていれば、早稲田大学・慶応大学に受かるだけのカリキュラムを組んでいるという事でした。

公立小学校時代は、わからない問題を先生に質問してもあまり納得感のいく説明はもらえませんでした。だから、塾に頼ることが多かったことを記憶しています。ですが、偏差値60前後の学校の先生が生徒の質問に答えられないと、先生として続けることがむずかいいのでしょうね。

偏差値60くらいの学校だと、早稲田大学・慶応大学合格を進学先のボリュームゾーンになるような指導を行い、十数名の東大合格者を輩出することを目指すので、先生にもかなりの指導力が要求されます。

我が子の学校もまさにそんな偏差値60前後の学校で、早稲田・慶応大学に合格させるだけの指導力のある先生とカリキュラムが用意されているのだろうなって印象です。

塾の要否は子供の性格次第

学校の先生に質問して内容理解すればよいという言葉は非常に勇気をもらうのですが、息子がそれを実践できるかはまた別の話です。子供の性格上、

  • わかったつもりになって安心する。
  • 本質理解せずに、暗記に頼った勉強法をとる

という負の思考回路を持っています。こだわるときはしっかり理解するのですが、詰まらなかったり興味がないテーマで上記のような学習法になりがちです。だから、一時的には問題解けるのだけど、長期的には定着していません。

その辺の未熟な思考を踏まえた指導をしてくれるのは塾のように思えます。。

わかったつもりになって安心する

これも暗記と同じで、知識の定着には程遠いものがあります。なんとなくわかっているってのは聞いたことがある。程度で、全くわかっていないってことです。だから、選択問題でも聞いたような記憶があるので、簡単な問題と勘違いしてしまいます。でも、あいまいな記憶は、あれ、この問題どっちが正解だったっけ?って細部までの記憶がないので、答えにたどり着け字い。

小学校の時の速さの問題が典型的だったんだけど、「は・じ・き(速さ、時間、距離)」の関係が分かったつもりになっている。速さ×時間=距離が知っている人には常識なんだけど、速さ÷時間=距離ってしちゃったり。この辺の知識もざっくり覚えたつもりになっているので、何回かに一度は間違える。

英語で言うと、pとqがごちゃごちゃだったり、bとdを書き間違えたり・・・

定着しない暗記に頼る勉強法

たとえば、中間テストでは範囲が少ないので、記憶したことを覚えていて、正解できたけど、期末テストでは、広範囲の問題が出題されて、覚える量も多くなり、過去に覚えたものは忘れてしまい得点が取れなくなる。ということが起こるのではないかって懸念しています。

そう考えると、塾で原理原則を理解しながら学習進めたほうがより効果的のような気がします。

小中学生は基本的に勉強が嫌い

当たり前ですよね。ゲームや外で思いっきり遊びたい年頃です。机に向かうなんて・・・。しかも中高一貫校に受かったばかりなのに今から塾言って大学受験なんてありえない。何のために受験したんだろう。もっと休ませて~!!って悲鳴が聞こえてきそうです。

基本的に勉強が嫌いな子供が頑張って中学受験乗り越えたんです。だから、しばらくは、思いっきり遊ばせてあげたい。

という親心もあるけど、じゃあいつになったら勉強するの?今から塾通っている生徒もいるし差がついたらどんどん成績下がっちゃうかも。

これから行きたい大学とかが見えてきたころに勉強始めても、学力の向上はいきたい大学に通えるだけの実力が身につかない。

そんなことを日々考えているのに、子供が勉強しないとイライラがどんどんたまっていってしまいます。

そういう、親のストレス。中学受験期にもありました。このストレスをあと6年以上続けるのは親子ともども精神衛生上よいことはないので、そういう家庭であれば塾に通わせるのも一つの手だと思います。

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