鉄緑会の入塾手続きの書類が来ました。
中学2年から高校の内容に入るそうです。カリキュラムの進み早すぎますね。
公立校の学習カリキュラムの3倍速で進む鉄緑会
中1の1年間で中学3年までの内容を学習していることになります。
英語と数学が毎週1回の授業があって、1回3時間ぶっ通しの授業。それで3年間分の学習を終える計算です。
総学習時間で圧倒する鉄緑会のカリキュラム
1年間はだいたい48週あって、1週間に3時間やるから塾での勉強時間は140時間程度。その時間で中学3年までの学習を終えるということは、4ヶ月で1年生の学習を終えていたことになります。
一方で、公立中学校の1年の数学は文部科学省で140時間の授業と定められているので、同じ140時間でも鉄緑会の方が3倍の速度で学習が進んでいることになります。

このスピード感の違い半端ないですね。でも、それでもついていける子供がいるってことなんだから学力差が生まれるわけです。ちなみに、授業でついていけずにテストで合格基準を超えられない生徒は居残りで何度も確認させられるみたいなので、かなり面倒見もいい塾だと思います。
うちの子は中高一貫校なので、公立校ほどのんびりはしていません。数学は割と鉄緑会と同じような速度で授業が進んでいますが、高校の内容に入るのは中学3年からです。
一方で、英語は公立中と同じ教科書でのんびり進めているので、英語は苦労しそうです。
鉄緑会の授業開始までにやるべきこと
鉄緑会の入塾の手引きを読んだところ、初回の授業開始前までにやっておくべきことは一つでした。
中3までのカリキュラムをサラッと解く
中学3年生までの内容を一通り目を通しておくこと
これだけです。とはいえ、目を通すというのは、どういうことなのでしょうか。それも書いてありました。具体的には、参考書の例題程度は解説見ながらサッと眺めておいてくださいとのことです。
その知識をベースに高校の内容に入るみたいなので、ガチガチに家庭で理解する子は期待されておらず、鉄緑会の2年生コースの中でも何度も振り返りながら学習レベルを上げていくようです。
学習に役立ちそうな問題集
鉄緑会の入学のしおりに参考書の紹介がありました。鉄緑会の中学1年で学んだ内容を速攻で振り返りキャッチアップするための参考書です。
ただし・・・いずれも中高一貫校生向けの参考書で、3年生分まで見るようにということです。
だから、かなりハードなんですけど、この問題集ベースに学習していれば中1の鉄緑会の入塾テスト対策にもなるってことなんだと思います。
いやぁ〜、かなりきついですね。よく合格したものだと思います。
数学の問題集は「新Aクラス問題集」
鉄線会の一部の授業では、高校数学の内容も学んでいるが、中学数学の内容を学習すれば十分で、独習用する場合は、「新Aクラス問題集中1〜中3』の例題を解説見ながら軽くさらう方法が紹介されています。
この参考書は、難関中高一貫校の先生方が作成していて、基礎から発展までむりなく最高レベルの学力が身につく問題集のようです。と言っても、3年間分の問題集を数日のうちに眺めるだけでもかなりのボリュームです。
英語も「新Aクラス問題集」がお勧め
鉄緑会では中1で中学英文法の基礎を一通り学び終えています。ただ、中2で再度中1の内容を復習しながら、中学英文法を完成させるみたいなので、独習でがっつりやり込む必要はないとのこと。
と言いつつも、鉄緑会の中1で学んだ内容を補えるおすすめの問題集は、数学同様に「新Aクラス中学英語」とのことです。3年間分の問題集ねぇ。。。簡単に言いますよね。
英語のおすすめの参考書
上記問題集だけではなく、独習の手助けをしてくれる参考書の紹介もありました。英語だけですが、文法が非常に重要であるということで、「チャート式」と「くわしい英語」の2シリーズをお勧めしています。
Amazonでも評価が高い2シリーズなので、書店でパッと眺めてお子さんが見やすそうだと思われる方を選べば良いと思います。
『チャート式中学英語 中学1年~中学3年」
『くわしい英語 中学1年〜中学3年』
理想は鉄緑会のカリキュラムで学べるテキスト
鉄緑会がおすすめする問題集や参考書を紹介しました。でも、個人的には、鉄緑会のカリキュラムに合わせて学べる鉄緑会の授業で使っているテキストがお勧めです。
英語の鉄緑会テキストをお勧めする理由
特に英語は文法の解説が超ていねいです。そして、頻出と思われている単語などが鉄緑会の観点で載っています。
そして何より、中1のテキストだけで一般的に3年でやる内容がコンパクトにわかりやすくまとまっています。入塾対策にもなりますので、入塾を狙うなら鉄緑会のテキストが一番お勧めです。
鉄緑会の立場上、メルカリで過去のテキスト購入してくださいとは言えません。苦肉の策として、参考書の紹介にとどめているのだと思います。
鉄緑会の数学テキストは一部懸念あり
一方で鉄緑会の数学テキストは、問題の解答・解説がないので、家庭学習だけで完結するのは難しい構成になっています。
解説はわかりやすい。基礎から学び直すことができます。実体験では、このテキストで独習するだけで、学校の成績も上位に行けるレベルのテキストです。
ただし、難点は問題の答えがないこと。だから内容の理解、定着をするときに解いた問題が正しいのか、間違っている場合、何が問題なのかがわからない。それが不安を煽ってきます。
だから、本気で鉄緑会のテキストを使って学ぶのであれば、元鉄緑会だったり、現役の医学部生の家庭教師に解説を依頼すると効果的に学習ができます。
我が家は入塾テストの対策で医学部生の家庭教師を活用しました。こちらの記事で紹介している家庭教師サービスを使ったので、参考にご紹介します。

鉄緑会の授業料について
中学1、2年生の鉄緑会の授業料を確認してみました。
鉄緑会の授業料
中学1、2年の授業は鉄緑会では、1ヶ月に4回の授業があり、1回の授業が3時間で構成されています。また、テキスト代などの費用は除いての計算ですが、最低限必要な授業料は以下になります。
科目数 | 月額 | 1時間あたりの料金 |
---|---|---|
1科目(週1回) | 約15,380円 | 約1,281円 |
2科目(週2回) | 約20,740円 | 約864円 |
他の塾と鉄緑会の授業料比較
その他の中高一貫生向けの塾の費用と比較するとかなりお得な塾であることがわかると思います。授業の進捗がどの塾よりも早く、料金はかなり抑えられています。
塾 | 時間/月 | 授業料/月 | 時間単価 |
---|---|---|---|
鉄緑会 | 3時間 | 15,380円 | 1,282円 |
駿台中学部 | 2時間 | 20,350円 | 2,547円 |
河合塾 | 1.5時間 | 13,383円 | 4,461円 |
Z会 | 2時間 | 15,100円 | 2,517円 |
Y-SAPIX | 3時間 | 29.040円 | 2,420円 |
まとめ
鉄緑会は授業の進捗速度がめちゃくちゃ早い。そして、授業料も比較的安いってことをお伝えしました。
鉄緑会って新宿に校舎があって結構場所代も高いはずです。なのに、この低価格って半端ないですよね。
おそらく、塾講師の多くが東大生や医学部生ということがこの低価格を実現しているのではないかって思います。プロの講師はトップクラスのカリスマ講師だけで、その他のクラスは大学生が教えているのだと思います。
調べれば調べるほど、授業についていけるか不安になりますが、ついていけたら東大レベルの大学に行く可能性が出てくるのではないかと思い楽しみでなりません。
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